漫画「凪のお暇」の1・2巻を無料で読ませてもらったのをきっかけに、ドラマ版を全話視聴しました。
ドラマ版「凪のお暇」の感想
ドラマ「凪のお暇」が放送されたのは2019年なので、4年の時を経て観ちゃったわけですが、私にとってまさに今が観るタイミングだったなあと思う内容でございました。
「空気を読んでしまう男と女」を主軸に、
愛を知らないモテ男
片親の偏見を受け流し仲良く生きる母子
マイワールドを大切にしたたかに生きる老婆
高学歴だけど迷走してしまった女
罪悪感をうまく利用し、娘を支配する母親
といった登場人物の人物描写がとても丁寧で、すごいとしか言いようがない深い作品でした。
↓↓人物相関図↓↓
武田真治さん演じるゲイのママが最高すぎた。
重い空気になりそうなエピソードなのに、主演の黒木華さんをはじめ、全ての俳優さんたちのチームワークで「気楽に観れます感」が醸し出されているのも良かったです。
2つのタイプの空気の読み方
主人公の凪ちゃんと元カレ・慎二は「空気を読んでしまう」二人なのだけど、そんな二人がなぜ育まれてしまったのかという、彼女たちの背景となる家庭環境の設定が絶妙で、とても説得力があるのが素晴らしかったです。
凪ちゃんと慎二は同じ「空気を読んでしまう」人間なのだけど、周りの人の思惑をインプットした後のアウトプットの仕方が正反対というのも秀逸。
凪ちゃんが自分で全部背負い込む陰キャタイプなら、慎二は周りを上手く巻き込んで解決していく陽キャタイプ。
世間一般の「空気を読んでしまう」人間のイメージはきっと凪ちゃんタイプなのではないかな?と思います。都合よく扱われてサンドバッグにされてしまうタイプです。
これも相当つらいですが、
一見世渡り上手なのに世間受けする仮面を被り続けている慎二をこのドラマで観て、慎二タイプの方が実は生きづらいのではないかと思ってしまいました。
コミュニケーション能力が高いって素晴らしい才能だと思うけど、もしそれが他人の顔色を伺い過ぎるという自己犠牲の元に成り立っているのなら相当つらいだろうなあと。
何が置きても動じないポーカーフェイスという仮面の下に隠された、本当の表情。
ドラマの中で、自分の感情を徐々に解放していく慎二の姿に愛おしさを感じました。
相手に合わせるのは超無意味
さて、私は昨年末からシータヒーリングという瞑想を使った潜在意識のクリアリングメソッドの勉強をしています。
今目の前にある現実は、全て自分が創り出した幻想だというのはこのブログを読んでらっしゃる方はご存知かと思います。
今の現実に不満があるのなら、その現実を創り出した思い込みを手放して行けばよいわけですが、潜在意識にある記憶を深掘るのって結構難しいのですよね。
私は、これまでバッチフラワーのレメディや「ホ・オポノポノ」を使って潜在意識のクリアリングをしてきたのですが、
シータヒーリングを知ったことで、さらに深いレベルでのクリアリングが出来ることがわかり、嬉しく思っています。
シータヒーリングについてはまた別記事にまとめたいと思いますが、
シータヒーリングは誰でも道具なしでも潜在意識のクリアリングが出来るメソッドでして、
セルフヒーリングや自分の深堀りをしていく中で沢山の気付きがうまれ、そのたびに自分のエネルギーが軽くなっているのを感じています。
先日シータヒーリングをする中で、もらった言葉にハッとしたのですが、それがドラマ「凪のお暇」の世界観とリンクしていました。
それは「相手に合わせるのは超無意味」という言葉。
私はこれまで、HSPという気質も手伝ってか、相手の気持ちを考えすぎて、色々やってあげ過ぎたり、配慮し過ぎたり、ものすごく悩んだりとしていました。そして、自分の労力の割に対して感謝をされず疲弊するというのをよくやっていました。
でもこのやり方、相手を思いやっているようで実は相手を悪者にしてしまう方法だってことに気付かされて愕然としたのです。
「相手に合わせる」というのは、自己犠牲でそれをやってしまった場合、「相手に支配される」関係を自ら構築する行為なんですよ。
それなのに私は、自ら相手に支配権を差し出しておいて、奪われた・軽んじられたなどと思い被害者ヅラしたのです。
あぁ、恥ずかしい!
これまで私が出会って「悪者」にしてしまった全ての人々に平謝りしたい気分でしたわ。
でも、気付いて以降、気を遣う内容のLINEなどの言葉選びに必要以上に悩まなくなり、私の意見や要望を端的に伝えれるようになってます。
これ、しばらく自分に言い聞かせよう。
「相手に合わせるのは超無意味」
自分の真実を生きよう
「自分の真実」を生きるのがいかに大事か、ドラマ「凪のお暇」で再確認しました。
ネタバレになっちゃいますが、ドラマ「凪のお暇」で凪ちゃんは母親に「嫌だ」とはっきり告げ、自分に思いを寄せる男たちともキッパリ距離を置きます。
母親のことはさておき、男性陣のことは嫌いではないし、むしろ気持ちを受け入れるのも悪くない相手だったと思います。
でも、凪ちゃんは空気を読んで相手に合わせるのは、自分が苦しい上に、相手を悪者にしてしまうというカラクリに気づいてしまったのではないかなと思います。
最終回で、予定通りにはいかなかったものの、次の展開に向かって自転車で突き進む凪ちゃんが清々しくてとっても良かったです。
私も悪者製造機に戻らないように、自分のクリアリングに励もうと思います!
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