漫画「セクシー田中さん」の原作者である芦原妃名子さんがドラマ化の件でTwitter投稿をし、ご自身の立場を表明した件につき、
芦原さんの勇気ある行動に感動し、これからドラマ制作の現場が変わっていけば良いなと思っていました。
関連記事についコメントしてしまうほどの関心を寄せていたので、
芦原さんが自死という悲しい選択をさざるを得なかったことを自分ごとのようにショックを受けております。
うつ病治療中にまんが「砂時計」を読んで、心の傷や心情のうつり変わりがしっかり描かれていて、とても癒されたのをよく覚えています。
「セクシー田中さん」は未読ですが、やはり人の内側に深く向き合う内容だったようで、未完の作品となってしまったのは残念で仕方ありません。
好きなマンガや小説のドラマ化・アニメ化による改悪にはこれまで何度がっかりさせられたか分かりません。
プロモーションのためとは言え、原作にはない設定に変更されたり、作品が伝えたいであろうエッセンスがかなり薄まったり…
一読者でもそんな感想を述べると「原作ヲタウザい」扱いされて気分悪くなる事があるのに、
その素晴らしい作品を生み出した原作者さんですら権利や立場が低すぎる業界だと知り、その悔しさは計り知れないのだろうなと思いました。
再発防止の願いも込めて声を上げたけど、私1人が我慢すれば良かったのだろうかなどとひどくご自身を責められたのではないかと想像していまいます。
心身ともに疲れているところに色んな思考がグルグルしてしまったのではないかな、とも。
約束が守られずひどく傷付いたけど、その気持ちを尊重されないって絶望的ですよね。
自分の考えを素直にぶちまける事ができて、他人にどう思われようと平気ならば良いのですが。
ネガティブな感情を他人に感じさせずに自分の主張をするって本当に難しい…
誰がやっても無理ゲーですわ。
誰も悪者にせずに自分と作品を守るために、条件をしっかり提示して挑まれただろうに、怖れていた結果になってしまった。
きっとどなたかを助けたいとか喜んでもらいたいという気持ちからドラマ化を許可されたのだと思いますが、ご自身の判断を悔やみ、自分を責めてしまったのではないかと思うと本当に心苦しいです。
世の中には不条理なことが当たり前で、受け流せない人が悪いという風潮がありますが、
スルー出来ない人は厄介者扱いされたり、弱い人とみなされる世の中の方が異常だなと私は思います。
お金は確かに必要だけど、お金中心で動いてしまってる事やよく分からない慣習・風潮こそ疑ってみないと。
芦原妃名子さんは最終的に悲しい選択をされましたが、その死が無駄にならないようなドラマ業界になって欲しいなと切に願います。
業界とは縁もゆかりもない影響力ゼロな私ですが、ネットニュースに匿名コメントするのではなく、一個人としてブログに書くことにしました。
面識もなくクリエーターでもない私が彼女の辛さを理解できるとは微塵も思えませんが、少しでも芦原妃名子さんの魂が癒されればと願うからです。
芦原妃名子さん、漫画「砂時計」にはとても癒されました。ありがとうございました。
久しぶりに宇多田ヒカルの「Deep River」が聴きたくなりました。
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