最近、ちょこザップにピラティスのリフォーマーの置かれた店舗が登場したり、カーブス的なスタジオがマシンピラティスを利用したりとしてますが、
トレーナーの大先輩と流行モノのような感覚でピラティススタジオが爆発的に増えていることに不安を感じるよねぇと真面目に語り合ってしまいました。
ピラティスとはリハビリをベースに作られたメソッドで、私が学んだ団体では、認定試験の受験資格を得るまでに自分の練習はもちろんセッションを見学したり、講座を見学したりとかなりの時間を勉強に費やす事が求められていて、大事な身体を預かる者としての責任感もそこで育んだものでした。
でも、現在の爆発的な拡がりは、しっかり勉強したトレーナーが細心の注意を払っていても事故が起きることはゼロではないのに、まともな研修も受けていない「トレーナーという肩書」のスタッフがピラティスを語り、安全な使用に対する知識がないままに利用者がマシンを使って、身体を痛めてしまう可能性はとても高く、そのせいでピラティスの信頼がガタ落ちするのが嫌だなあと思うのです。
実は某スタジオを見学に行ったのだけど、きちんと学んでない人が指導していて、私なら大丈夫だけど、ピラティスを知らない人には危険なのでは?と思ってしまいました…
今のファッション感覚的な拡がりに、「そのスタジオのことは嫌いでも、ピラティスの事は嫌いにならないでください!」と大声を出したくなるかも〜。
とのっけから真面目すぎる話をしてしまいましたが、
今日は、こんな真面目な話もナチュラルに出来るお相手を紹介したいと思っています。
私が通ったピラティスのアカデミーで出会い、今でも唯一親交のある私の「推し」について語ります。
職人Yokoのタクタイル
私がピラティスの勉強をはじめたのは2014年の1月でした。
20代半ばにうつ病になり、10年近く寛解せず悩んでいたのですが、祖父が死んだ時に私のうつ病を持って逝ってくれまして、さらにその翌年流産したことで、長年苦しんだ冷え性がなくなったなんて事がありましてね。
当時の私は漠然とした不安から、毎日のようにロールケーキを1本食べていて、肥満体型だったのですが、2人の死に自分が生かされていると気づいて一念発起したのです。
ジム通いをはじめて筋トレを学び、9ヶ月で11キロの減量に成功したのですが、その時世界が変わって見えて、身体が変われば世界が変わるというのを伝えたくてパーソナルトレーナーになることを決めました。
そこで知ったのがピラティスでした。解剖学からトレーニングをしっかり学べるアカデミーがあると知り、老後の貯金を学費に当てて勉強をはじめることにしたのです。
入学特典として、講義が始まる前にピラティスのプライベートセッションが数回プレゼントされたのですが、そこで素敵なインストラクターYoko先生に出会いました。
Yoko先生はアカデミーの卒業生で、併設されたスタジオで働いておられました。
初めてのマシンピラティスのプライベートセッション。筋トレで痩せたので筋力はあると思っていたけれど、言われた動きがなかなか出来ないことに驚きました。
するとYoko先生が私の背中に軽く触れたのです。それだけで背中の筋肉がふわ~っと伸びて、肩の動きが抜群に良くなりました。
「今何をしたんですか?」思わず大きな声で訊いてしまいました。
興奮する私にそう動くように触れただけですよ〜と笑顔で答えるだけで、ドヤ顔なんてひとつもないYoko先生。
「好き!」
って心の中で全私が叫びました。
ちなみに、ピラティスの指導方法には言葉かけによるものや、見本を見せて視覚的に伝えるものの他に、動かしたい筋肉を筋繊維の方向にそって優しく触れるなどして動きを促す「タクタイルキューイング」というものがあり、
Yoko先生は私はそれをやっただけですよと答えておられたのだけど、私のかたく縮んでいた筋肉を一瞬であそこまでゆるめてくれたのは後にも先にも彼女一人。
Yoko先生のタクタイルは別格なんです。ゴッドハンドなのだと思います。
突如姿を消したYoko…
Yoko先生のセッションをまた受けたいと思いつつ、勉強のためには色んな先生のセッションを受けなければならないと思っていた私。
他の方のセッションもいくつか経験して、さぁ「推し」のYokoの下へ!と鼻息荒くセッションの予約をしようとしたのですが、オンラインでどの日程を探してもYoko先生の名前がないことに気付きました。
あれほどの方だから大人気で予約が埋まってしまっているのだろうなあと思いつつ、受付の方に訊いてみたら、既に退職されたとのこと。
そんな、まさか…
好きだと思ったなら、その気持は即座に伝えないとだめだと思った2014年の春。
後悔先に立たず。
私の推し活は、何の活動も出来ないままに終わっていまいました。
当時のメモ。
Yoko先生について「職人のような方」って感想を書いてました。
勉強も頑張ってたな〜。
思わぬ所で再会
それから時は過ぎて、2014年の夏。
私はマットピラティスの試験に見事合格し、リフォーマーのコースを受講していました。その時コースの同期から初心者トレーナー向けの講習会があるけど行かない?と誘われました。
すると驚くべきことが起きました。
そこにYoko先生が現れたのです!
初心者向けの講習会になぜ??という感じだったのですが、
その講習会の主催者と講師の先生がYoko先生と御縁のある方だったそうで、ご挨拶がてらに参加されていたと言う訳でした。
再会できるなんて何かの縁があるのかも知れない…
しかも初心者向けの講習にお金を払って学びにいらっしゃる姿に本当に感動しました。
Yoko先生はヨガの仕事の分量を増やしたくてスタジオを退職されたとの事で、実はヨガのインストラクターとしても大ベテランな先生だった事が発覚。
私はもう後悔したくないと思い、連絡先交換をダメ元でお願いした所、
あっさり快諾頂いた上に、私のことを「すみちゃん」と呼んでくださったのです。
みんな〜、あのYoko先生がすみちゃんって呼んでくれまして〜〜ん!!!
と私は全方位に向けて叫びたかったっす。
(心のなかではもちろん大絶叫でした。)
さらにさらに、その冬に別のワークショップでも再会しまして、嬉しすぎてYoko先生の隣で受講していたら、なんとペアワークを一緒にやることになったんですよ。
私は勉強を始めて1年にも満たないペーペーなのに、マットの資格を持ってるなら一人前でしょ!と全く偉そうにせず楽しく練習をしてくださいまして。
Yokoへの好きが無限大に増えました。
Yokoがついに神格化
その後、私はアカデミーが合わず、カナダに逃げたものの自己崩壊。
せっかく元気を取り戻したのに、最終試験は受けねばと頑張ってアカデミーに戻ってしまったら、今度はいじめに遭う始末。
最終試験が控えているのに、いじめられてる私は練習相手を探すのにとっても苦労していました。集団心理って怖いですね〜。
そこで、ダメ元でYoko先生にクライアント役をお願いした所、あっさり快諾頂きまして、
辞めた職場にある練習室なんて来にくいだろうに、アカデミー生のボディになるために京都からわざわざ来てくださったんですよ。
女神かと思いましたわ。
フラワーエッセンスを教わる
その後、試験が終わって、HPがゼロになっちゃったので、うつ病の薬を飲みながらボーっとする生活を送っていたのですが、Yoko先生が「ハッピーフラワーヨガ」というのをやってらっしゃるのを知りました。
Yoko先生のヨガクラスを受けてみたい…
説明書きにフラワーエッセンスがどーのこーのエネルギーがあーだこーだって書いてて、意味は全く分からなかったけど、Yoko先生に会えるなら行かない理由はない…
そこで、引きこもりだったのに、先生に会いたいがゆえに頑張って外出してみることにしました。
さて、Yoko先生がその日やっていた「ハッピーフラワーヨガ」というのは、オーストラリアの原生の植物のエネルギーを転写したフラワーエッセンスの入ったクリームを、手の甲に塗ってマッサージしてからヨガを行うと言うものでして、
おそらく、韓国の鍼灸の考え方を応用したハンドマッサージなのですが、手の甲に塗るだけなのに背骨がニュートラル方向に動くのが分かるという優れもの。
さらにヨガをすることで身体が整うという最高のメニューでした。
ちなみに、この日一緒にレッスンを受けたのが「二人の豊受大神」で紹介した荳果(とうか)さんでして、
人との出会いって不思議ですね。
驚いたことに、このレッスンの後私は無性に歌いたくなり、カラオケに行きました。
当時の私は、歌うのは好きで音程も外さないのだけど、首を絞められた鶏のようにしか歌えないという状況だったのですが、なぜかアナ雪の「Let It Go」が大声で楽に歌えてたんですよ。何が起きたのか分からなくてびっくりしました。
フラワーエッセンスの講師の先生によると、「天地が繋がった」そうで、姿勢が良くなると歌まで歌えるようになるのかと驚きました。
そこから声楽家さん専門でピラティスを教えるようになり、1万人の第九に参加したわけですから、人生何がキッカケで変わるか分かりませんよね。
植物の力って本当にすごいです。
Yoko先生と念願の初デート
その後、Yoko先生と京都の神社仏閣をめぐる初デート(笑)も果たし、
一緒に鈴虫寺にお参りして、GUCCIのバッグが欲しいとお願いしたら、後日本当にもらえるという幸運に恵まれました。
Yoko先生とお参りしたからかなぁと思っております。
その頃、Yoko先生が竹生島に行きたいとおっしゃってたので、いつかご一緒出来たらと思っていたのですが、
なんやかんやで行けず、時が流れてしまいました。
8年越しの約束が叶う
そして2024年5月15日。
ついに2人で竹生島へ!
竹生島とは琵琶湖に浮かぶ島で、「日本三弁財天」の一つである宝厳寺のある場所です。
私は二度目だったのですが、一緒に行く相手で場の見え方も変わるのかぁと不思議な体験をしました。
Yoko先生に逢うのは本当に久しぶりだったのに、時間が空いた感じが全くせず、むしろ会わない時間の中で心の距離が近づいていたのか、めちゃくちゃリラックスしてお話が出来たんですよ。
実はYoko先生はエネルギーが見えてるような発言を以前からちょいちょいされていたのですが、私は当時スピリチュアルな目覚めをしていなかったので、よく分かってなかったのですよね。
今日Yoko先生にはエネルギーをどう感じているのかなど、詳しいお話も聴けて超楽しかったです。
B’zのコンサートをエネルギーで語るYokoが眩しすぎて in 長浜
ヨガの学びを真摯にしてこられて、フラワーエッセンスまで使ってるのだから、そりゃ宇宙意識で生きちゃうのだろうなあとも思い…
推し活を続けてきて良かったなあと思いました。
学んだことは無駄にならない
今回Yoko先生に私がピラティスのアカデミーで体験したことを初めて聴いていただきまして、
ブログの記事に淡々と書けたことでも気付いてはおりましたが、感情が揺れず、誰か悪者がいるわけでもなく、ただそれぞれの役割を果たしているだけと心底理解している自分がいて、
もう傷は癒やされたのだなと改めて思いました。
「言えると癒える」って言いますが、人にただ事実を述べれるってかなり癒やされた状態にあり、この言葉を初めて言った人天才!!ってほんま思います。
そして、アカデミーで学んだことって実はスピリチュアルな学びやセッションにもずいぶんと活かされてるなと気付いたんです。
というのも、ピラティス、バッチ、瞑想、ヒーリング…色んなメソッドがこの世にはあるけれど、実はどれも最終目標は「本来の自分に還ること」で、ただそのアプローチが違うだけだから。そしてそんなメソッドは世の中に無数にあります。
なので、全く違うことをバラバラに勉強しているようで、「ピラティスで学んだこと」「バッチで学んだこと」「ヒーリングで学んだこと」と情報の層が重なるごとに、「あ、これはそういう意味だったのか!」と情報が繋がって物事の本質が理解できる瞬間がやって来るので、無駄なことや経験は一つもないのですよね〜。
そしてこの考え方は、実は、同じエクササイズを「マット」「リフォーマー」「チェアー」「キャデラック」「バレル」と色んなマシンやプロップでやることで、そのエクササイズをやる意味を理解していくというピラティスの学びの中で得たものでした。
私がアカデミーに入ったのは、「超三次元な世界」を体験するためだけだったと思っていたけれど、その後スピリチュアルな学びをするための基礎づくりを実はやっていたのかとYoko先生との会話の中で腑に落とせまして、しんどかったけど私は良い経験をしたのだなと心底思えるようになりました。
ピラティスは、私史上一番お金と時間をかけて学んだメソッドだったのですが、充分元を取った気がします(笑)
(現在、ピラティスのセッションは提供しておりません。過去に継続して通われていた声楽家様のみ対応しております。)
竹生島での推し活は、素晴らしいクリアリングとエネルギーチャージとなりました。
投げるのが本当に苦手で(骨格のせいにしている)、かわらけ投げは残念すぎる結果でしたが(笑)、夢は必ず実現すると思ってます!
最後に
スミコの中心から、Yoko愛を叫ぶ記事となってしまいましたね(笑)。
Yoko先生は現在、京都でヨガとピラティスのレッスンをされています。
↓インスタはこちら↓
今回のお出かけには、私が秋に開催するイベントにYoko先生にも参加してもらいたくて、実は行きの電車やフェリーの中でガチのプレゼンをするというお仕事も含まれておりました。
Yoko先生は、イベントへの参加を即決してくださりまして、感謝しきりでした!
イベントの詳細はまた後日発表しますが、皆様にもYoko先生の素敵エネルギーに触れに来ていただきたいです。
ではでは〜。
ご予約・お問い合わせは
公式LINEからお願いします
※現在ピラティスの予約は受け付けておりません。