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1万人の第九大阪・関西万博EXPO2025徒然

【万博】一万人の第九EXPO2005合唱団の感想|大屋根リングで歌ってきました!

1万人の第九

2023年から「サントリー1万人の第九」というイベントに参加しています。

「サントリー1万人の第九」とは40年以上の歴史を持つ大阪の冬の風物詩として有名な音楽イベントなのですが、大阪で開催される万博の開幕式のオープニングアクトに選ばれた事が2024年の本番に発表されました。

1.8倍という「1万人の第九」史上初の高倍率だったそうですが運良く当選しまして、今日本番を終えたので興奮冷めやらぬうちに「1万人の第九EXPO2025」の感想を書いておこうと思います。

\\\本番の様子はこちら///

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正直期待してなかった1万人の第九EXPO2005

実はね、練習回数が3回しかないし、初参加の方が多かったし、先生もMBSの方も「今回はエンタメです!」と何回もおっしゃってたので、今回の1万人の第九の合唱団にクオリティは求められてないのだなとがっかりしてたのです。

とはいえ、参加するのだからポジティブな理由を見つけて、できる限り楽しもうと思っておりました。

 

参加者には赤・青・グレージュのポンチョがランダムに配布されました。
持ち込みOKな楽譜は有料でした。

 

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がっかりした1万人の第九EXPO2025のリハーサル

本番の1週間前となる4月6日に本番と同じスケジュールでリハーサルが行われました。

ウォータープラザの中央にオーケストラが配置され、コーラス隊はオーケストラの両脇と大屋根リングに配置されました。

私の席は大屋根リングでした。オーケストラに近いウォータープラザが良いなと思っていましたが、ウォータープラザには合唱団所属の方を中心に集められたようでした。

とは言え、大屋根リングで歌えるのもかなり貴重な体験です。本番さながらに万博カラーのポンチョに身を包んで歌ったわけですが、歌ってみてびっくり。半径1メートル以内の歌声しか聞こえないという今までに経験したことのない状況だったのです。

他のパートの歌声が全く聞こえず、スピーカーを通してオーケストラの音は聞こえるのですが、ソリストさんの声が二重で聞こえてきて、どっちの音を信じてよいのか分かりません。

そこでウォータープラザ中央に設置された大型テレビに映る佐渡さんを見て、その映像と聞こえてくる音にズレはないと信じて、映像の指揮に合わせて歌うしかないという状況でした。

それはまるで機械的なリズムゲーム。
感情を入れずに淡々と歌うという感じでした。

そこで思ってしまいましたね。

大屋根リングに立つ合唱団の私達はそもそも「音」として期待されておらず、ただの「賑やかし要員」でしかないのかなって。

しかもNTTの最新技術IOWN(低遅延・大容量の伝送システム)を使って遠隔の音も時差を感じずに合唱できると聞いていたのにそれもなく、私がここにいる意味とは?とモヤモヤするものでした。

現場にいらしたNTTの方と実際にお話できたのですが、IOWNは使っていたそうなのです。なので、現場で歌っている人には違和感があるけど、配信を観る視聴者には問題なく視聴可能な技術なのかな?と解釈するしかなく、

先生方が練習で「これはエンタメだから」って連呼してたのはこういう事だったのかと悪い意味で受け取ってガッカリしましてね〜。

ただ、不満を並べても自分がしんどいだけだなあと思い

万博で、大屋根リングで歌う機会をもらえる一人になれたという幸運を楽しもうと気持ちを切り替えることにしました。

幸い大阪府民を招待して開催されたテストランに私達も参加して良いとのことだったので、一足先に万博を楽しませてもらいました。

 

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実は参加者全員が同じ気持ちだった件

リハーサル後、第九仲間とグループLINEで感想を言い合ったのですがそこで意外なことを知ることとなりました。

なんとウォータープラザの方たちのほうが私達よりも劣悪な環境で歌唱していたことがわかったのです。

段差のないところに縦一列で並んでいるため、指揮者がまず見えず、音が何重にも聞こえてきたそうです。

私達にはウォータープラザの声は聴こえなかったけど、ウォータープラザには大屋根リングの歌声がちゃんと届いていたとのこと。ただそれがズレて聞こえるので、混乱しかなかった模様です。

大屋根リングチームの方がまだマシだったことが判明しました。

ホールではなく屋外でやるからこんなものだと思ってやるしかないのかなあという気持ちで本番を迎えることとなりました。

 

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晴れ男マエストロの具現化力

そして本番当日。天気予報は雨。

リハーサルのときは小雨が降っており、指定のポンチョで雨を凌ぐという状況でした。

でもそんなの気にならないくらいの嬉しい驚きが待っていました。なんと他のパートの人達の声がマイクを通して聞こえてくるではありませんか!

大阪城ホールで歌うのと変わらない環境がそこにはありました。

スピーカーの数を増やしたり、色々と調整してくださっているのが分かりました。

これがIOWNの真の威力か!

NTTさんによるレポート(外部リンク)

 

周りの音が聞こえるだけでこんなに歌いやすいのかと驚くほどに声がよく出ました。

そして佐渡さんが登場し通し稽古をしたのですが、音のズレもなく臨場感があるのです。

私も友人たちも良い意味で期待を裏切られテンションアップ!!

雨の中でも頑張るぞと思っていたら、

佐渡さんが「大丈夫!これから晴れるから。」って言い切って立ち去ったんですよ。

すると本番の時間には本当に雨がやんだのです。
これで参加者の心は一つになるしかありませんでした。

「思考は現実化」するとは言いますが、思考がクリアな人の現実化ってこんなにすごいのかって思いましたわ。本番後に出演されてたTV番組で「俺は世界一の晴れ男だから」っておっしゃってて、自分のことを全く疑ってないことが判明。

男も惚れる佐渡裕。
1万人を引っ張れる漢はやはり只者ではなかったです。

 

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1万人の第九EXPO2025に参加できて良かった!

期待薄く挑んだ本番ではありましたが、

MBSやNTTのスタッフさんたちのご尽力のお陰で、屋外でも臨場感のある合唱が楽しめ、大阪城ホールでやるのと遜色ない体験が出来ました。

最後に花火が打ち上がるというサプライズもあり、感動は最高潮に。
涙ぐんでいる人も多数いました。

終演後ライブストリーミングを見た家族たちからブラボーというLINEも届いてて、参加して本当によかったなあと。

リハーサルでは楽譜通りな感じのリズムで指揮を取られていた佐渡さんですが、本番ではいつものノリノリな指揮をされていて、ちゃんと歌声が届いているのだなと安心。


長い事で有名なvor Gottも安定の長さで、最高過ぎた(笑)

思いっきり歌えて楽しかったです。

 

佐渡さんは常日頃「分断された世界を音楽の力でひとつにしたい」とおっしゃってるのですが、

世界各国のパビリオンが大屋根リングという大きな輪っかの中に共存しているという万博の場で「1万人の第九」を歌うってすごく意味深いなと思いました。

その場に立ち会わせてもらえたことに感謝です。

 

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最後に

今回、練習回数は少なかったし、練習内容も結構無茶していたので、初参加の方はお気の毒だなあと正直思いました。

なので、今回楽しかったと感じた方やライブ配信などを見て興味を持った方は是非12回の練習が受けれて、お得がいっぱいな「サントリー1万人の第九」に挑戦していただけたらなと思います。

こんな事言うと私の当選確率が下がるかな笑

初心者でも大丈夫なんです。だって1万人で歌うから。あなたがちょっと失敗しても2499人がサポートしてくれます。

そして単純に大声で歌うのは本当に気持ちが良いです。最高ですよ!

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現地参加は厳しい方には動画投稿で参加するという方法もあります。

Futte Meという関西が生んだ技術で、佐渡さんの指揮に合わせてあなたの動画が動きます。

 

私のブログが参加を悩んでいる方のお役に立てていれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


記念のピンバッジ


本番後はマルタのビール「CISK」で打ち上げました^_^

 



 

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