「原点回帰シリーズ」の第3話で瞑想道場に通ったという話を書きました。
当時の私は手放すべきモノが多すぎてゴミ屋敷状態だったので、そこに向き合うのがしんどくて瞑想道場に通うのを止めたのですが、
実はもう一つ理由があったんです。
それは、「さとりたくない」という「さとり」に対する誤解から生まれる恐怖でした。
さとりとは
5〜6年前の事です。確か天体色数の講座受講がキッカケでお話した方から聞いた事だったと思います。
（天体色数とは心理学講師でカラーセラピーと数秘を学んでこられたゆみさんが神聖幾何学のフルーツオブライフを使って作った「宙（そら）読み」メソッドです）
その方によると、
さとりとは「差取り」と書いて本来の自分との差がなくなることを言うらしく、そんな「さとり」なら私も取り組みたいと思ったものです。
たまたま、バッチのレメディーの使用記録を付けていたノートのタイトルが「さとり」で（笑）、ネガティブ感情を手放した先に心穏やかに生きる本来の自分がいると思っていたので、ちゃんと意味のあるノートの使い方をしていたと爆笑したものでした。
さとりに対する私の誤解
それまでは「悟った人」というと山の中に独りで住む仙人のようなイメージがあり、
独りで孤高の生活はしていないとしても、
モノトーンの服を着て、肉や魚は食べない素食で、文明の利器を手放し、ミニマルな生活で集団行動をし…みたいなイメージを勝手にしていたんですよ。
何が楽しくて生きるんだろう？？と正直思っていました。（個人の感想です。）
通っていた瞑想道場では、手放しの段階によって瞑想の仕方が変わっていくと説明を受けていたのですが、
瞑想道場のビラを配りながらとか畑仕事をしながら瞑想をすると今後の展開を聞かされた時、今思えば動的瞑想を取り入れていくという流れの説明だったとは思うのですが、そんなことはやりたくない〜と拒否反応が出てしまいました（笑）
おしゃれが好き。
美味しいものもまだまだ食べたい。
ブランドものも買ってみたい。
贅沢もしたい。
お金大好き！
お金は自分のために使いたい！！
でも悟っちゃうとそれらが出来なくなって、人生に彩りがなくなるんじゃないかと思うと怖くなったんですよね。
体調不良なのを理由に、瞑想の第一段階でその道場は卒業することにいたしました。
瞑想の代わりにはじめたバッチのレメディー
ただ、瞑想道場で宇宙の法則を知り、
アンシェントメモリーオイルの勉強をした時に先生から勧められて読んだ「だるまんの陰陽五行」にも同じような事が書かれていて、
さらには、バッチフラワーの講習でも似たようなことを教わったんですよ。宇宙の法則というのは表現が違うだけでどこも内容は同じなのだなとわかりました。
最終目標は「本来の自分で心穏やかに生きること」だったです。
瞑想道場では「フィルム」、だるまんでは「色眼鏡」と表現しているものを、バッチのエッセンスで「ネガティブ感情」を手放すことで捨てていけると気付きまして、
つらい向き合いはせずとも出てきたネガティブ感情に対応したレメディーを飲めば楽になれると知り、これは私向きのメソッドだな！と思いました。
私ね、ノートに書き出すとかもしんどすぎて無理だったんですよ〜。
それほどメンタル激弱なので、バッチに出会えた時は本当に嬉しかったです。
ネガティブ感情を手放した先にあるもの
2016年の秋になつみこちゃんにブレンドしてもらったトリートメントボトルで劇的に変化し、
その年末にはバッチのプラクティショナーになった私。
そこから毎月1本のペースでその時に出てきたネガティブ感情に合わせてトリートメントボトルを作り、せっせと飲んでおりました。
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それを2年くらい続けたら、あまり必要ないように感じてきて、たまに大きな解放が起きた時やここぞという時だけ飲むようになりました。
そして現在、ものすごくショックなことが起きたらのたうち回りますが（笑）、以前ほど感情に振り回されなくなってきています。
それどころか、最近では、少しの感情の揺れを冷静に観察するようになり、「自分の快・不快」「自分の価値観」などを見極める判断材料に感情を利用するようになってきていて、自分の成長を感じるのです。
さらには、これまでだめだと思っていた「やったことに対して感謝が欲しい」「私との約束を優先して欲しい」という感情が、もちろん行き過ぎは良くないですが、人として当然の感覚で当然の権利だと思えるようになりまして、
相手に嫌われたくないという恐怖でこれまで出来なかった自己主張がちゃんと出来るようになったんです。
もちろん「やったことに対して感謝が欲しい」「私を優先して欲しい」という権利は相手にもありますから、やってもらったことには感謝を伝え、約束をしたならそれを最優先に動くように心がけています。
その配慮が通じない相手だと判断したらそっと距離を取るか、今後も付き合えるようにと願いを込めてちゃんと伝えるようになりました。
心が穏やかで、感情に振り回されて大事なモノをなくすことが減り、本来の私ってなんかいい感じだぞ？と思う日々です。
でも相変わらずおしゃれは好きだし、美味しいものもよく食べるし、お金も大好き（笑）
さとっているけど、この世的な楽しみも享受出来ている。
なんだ、最高じゃないか！
さとりは全く怖くない
さとった先になくすものがあるとすれば、それはエゴなのかなと思います。
瞑想道場に通っていた頃の私はエゴが多すぎて、エゴに支配されていました。
私が宇宙の法則に気付いて、不要な感情を手放し続けるとエゴがなくなっちゃうから、「悟ると人生楽しくなくなるよ〜」というエゴの抵抗にあっていたのではないかと今は思います。
私は一度、その抵抗に負けて瞑想道場を卒業してしまったというわけ。
エゴはある程度は必要だと思います。エゴを利用しないとこの世的な成功はまだまだ難しいと思うからです。モノとカネの価値が高い今、エゴはまだまだ必要です。
ただ、エゴに舵を取らせすぎると、心が休まる時がなかなかないのでは？と思います。他人と自分を比べ、競争の毎日です。誰のための人生を生きているのか分からなくなります。
でも、世の中どんどん波動上昇しているから、そんな物質中心の世界は終わっていきます。
それならば今から不必要な習慣や思い込みを見つけてどんどん手放し、本来のあなたに戻る「さとり」を目指すのも悪くないのではないでしょうか？
待っているのは仙人的な生活ではなく、本来のあなたで楽に生きれる毎日です。
さとりを目指すのが最新のトレンドになる日も近いと私は思います。
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