9月のブログで、仕事を手放したら海外旅行に無料で行けることになったというお話をしましたが、
11月にスペインのバルセロナへ親子旅をしてきました。
実はこの旅行、私にとってはタダで旅行に行けてラッキー!って単純な話ではなかったのです。
母と旅行に行けるまでになったお話に、良かったらお付き合いください。
少し前まで母親と距離をおいていた私
今では一緒に海外旅行に行けるほど良好な関係を築けている私と母ですが、実は少し前まで、私は母に対して距離を置いていました。
私の両親は、私が幼い頃に離婚しました。今では両親の離婚というのは珍しいことではありませんが、私の幼少期、離島のど田舎で片親の子供というものはとっても形見の狭い思いをして生きなければ行けない存在でした。
何か悪いことをするとすぐに「これだから父親のいない子供は。」と言われる感じだったんですよね。
両親の離婚後、母の実家で数年暮らしていましたが、片親の子供として後ろ指さされないようにと祖父に厳しく躾けられ、私は個性を出すことを良しとされず、「良い子」として成長。
そんな環境が嫌で島を出たい一心で必死に勉強しただけだったのですが、結果大学進学まで果たし、片親の子供という肩書は一転「どこに出しても恥ずかしくない自慢の娘」へと変化しておりました。
やっと認めてもらえたと安堵していたのですが、社会人になったくらいから、本来の私とはかけ離れた「理想の娘像」を演じるのにものすごく疲れていることに気づき、あることをキッカケに自分を生きることを決意。急変した娘に母は衝撃を覚えたはずです。
30代半ばから、実家にも帰らず近況報告の電話もほとんどせず、たまにかかってくる母からの
「あんたみたいな娘に育てた覚えはない!」
「私の知ってるあの娘はどこに行ったのだ!?」
という怒りの電話に付き合う程度で、がっつりと距離を置いておりました。
バッチで自分の心を整える日々
本来の自分を生きないと私は生きづらい。
でも母には理解してもらえない。
相手を変えるのは難しいし、エネルギーの無駄なのは分かっていました。
そこで私は、母に対するネガティブな感情が出てくるたびにバッチのフラワーエッセンスを飲むことにしました。
母親対策としては上記の記事で紹介しているエッセンスの他に、家族のカルマや家系のカルマを開放するとされる「スターオブベツレヘム」や「スウィートチェストナット」も積極的に飲んでいました。
↑家族・先祖のカルマやトラウマの解消に
↑前世のカルマの解消に
実は私は13歳の時、「先祖代々引き継がれてきた負の連鎖を私の代で断ち切る!」と通学中にふと強く願ったことがあり(笑)、
その思いを何故かずっと抱えていて、親や祖父母にされて嫌だったことを絶対に他人にはするまいと誓いながら生きてきた所があったのですが、
30代半ばから特にその思いが強くなり、
バッチの勉強をはじめて、「スターオブベツレヘム」や「スウィートチェストナット」を飲むだけでそれが叶うと知った時、あまりにものお手軽さに大喜びしてしまいました。
インナーチャイルドを癒す方法としては、子供の頃に経験した嫌だったことをノートに書き出して手放していくという手法が有名ですが、実は私はそれが大の苦手なんです。
その点バッチは、辛い向き合いをせずとも気づけば手放せているので本当にありがたいです。
\\\バッチのフラワーエッセンスとは///
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親や家系に対する何かの開放を進める中で、いろんな方に「あなたが変わればお母さんと仲良く過ごせる日が意外な形でやってくるよ」と言われ、半信半疑ながらもバッチを飲み続けていました。
すると、本当に意外な形で母の変化が現れたのです。
祖母の葬式への不参加を許してくれた母
私は2016年にバッチに出会い、2017年にプラクティショナーの資格を取得しました。
本格的にバッチを使い始めたのは2017年からになります。数年間がっつり使って、今はメンテナンスや、大きなネガティブ感情が表出した時に使う程度になっています。
バッチを使い始めて3年後に祖母が老衰で亡くなったのですが、それをキッカケに母と連絡を取るようになりました。
その際、コロナ禍というご時世だったとは言え、祖母の葬式に出たくないという私の気持ちを尊重してくれる母がいました。私は祖母に対して嫌な思い出が多く、どうしても行きたくなかったのです。母はその気持ちを理解し、参列しない私を許してくれました。
昔の母なら世間体などを気にして、絶対に帰って来いと言っていたはずなのでこれには本当に驚かされました。そこから連絡を取る頻度が少しだけ増えていきました。
母は私がなぜ距離を置いていたのかを黙って聴いてくれるようになり、おおいに不満を感じてはいるようでしたが、その不満を私にぶつけない母がいて、こんなにも人って変わるんだと驚きの連続だったのは今でも忘れられません。
昔は聴きたくない話をされると、話途中でも一方的に電話を切る人だったので。
そして、その約1年後に、喜ばしい方法ではなかったのですが、母親が全くの別人に変わる決定的な出来事が起きたのです。
臨死体験で軽やかになった母
なんと、母がストレスによる体調不良で倒れ、生死をさまようという事件が起きてしまったのです。
母は1週間ほど昏睡状態だったのですが、祖父の命日に生還するという奇跡が起きました。
そして、死の淵から戻ってきた母は、まるで別人で、とっても軽やかで二言目には私に感謝の気持を伝える女性へと変貌していたのです。
母は生死をさまよっていた間、安心安全で痛みが全くない空間に漂っていたのだそうです。とっても気持ちが良くて、不安や恐怖が一切なくて、ずっとここにいたいなあと思っていたと言います。
ただ、母が倒れるに至ったストレス源を解決せずに逝っては行けないと、祖父に引き戻されたようだと言っていました。
母の命を救ってくださったお医者様の話によると、意識が朦朧とする母に話しかけると「父(祖父)が助けてくれます!」と答えていたのだとか。それが祖父の命日に目を覚ますだなんてすごくないですか?
当時コロナで集中治療室での面会は1日15分しか許されていないというご時世だったので、私は母の退院するタイミングで帰省。
そこから母が普通の生活を送れるようになるまでの1〜2週間ほどを、実家で母と二人きりで過ごしました。
その際、母の苦手な事務処理を私が一手に引き受け、母のストレス源を大阪に全部持ち帰る手はずを整えました。私にはそこまで負担の大きな作業ではなかったのに、母は異常なほどに感動し、
「あなたはそこにいるだけで良い。得意なことだけしてたら良いから。感謝しかない。」と言ってくれたのです。
「存在してるだけで素晴らしい」的なスピリチュアルの教科書に出てくるようなセリフが母の口から出てくるなんて驚きしかありませんでした。
エネルギー的に観ても母はとても軽やかで、二人きりで長時間いても全く疲れない人になってしまいました。
こちらこそ、感謝しかないわって感じです。
【自分が変われば相手が変わる】
とはよく聞く言葉ですが、これが本当の事なのだと身を持って体験したことになります。
バッチと出会ってここまでに4年。この頃には毎日飲むようなことはなくなっていましたが、それでもこの効果。潜在意識のクリーニングってすごいなあと本当に思います。
潜在意識のクリーニングにフラワーエッセンスを使うのにはまだ抵抗があるわという方は、「ホ・オポノポノ」が良いかも知れないです。
私をまったく否定しなくなった母
その後、母を精神的に追い詰めていたストレス源を約1年かけて解決。
母は何かあるたびに私に感謝の言葉をかけてくれるようになりました。二言目にはありがとうと言われているような感覚です。
母は人の悪口などをあまり言わなくなるなどエネルギーが軽くなりました。
もともと直感力の高いタイプでしたが、そのおかげで色んなミラクルを引き寄せる幸運体質へと変貌しています。
土砂降りの雨だったのに、母が飛行機に乗る時間だけ天気になったり、
そもそも乗れないはずの飛行機に何故か乗れていたり(笑)、
特に交通系のラッキーが多いのですが、
その時その時で必要なことを絶妙なタイミングで引き寄せているのが興味深いです。そしてそのことを感謝しながら受け取っています。
これぞスピリチュアル的な生き方!というのを母がやっているのが驚きです。
また、ありがたいことに私のことを全く否定しなくなりました。
例えば、うつ病で闘病中の私に、「そんなの気の持ちようだ!」とか「恥ずかしいから人に言うな!!」なんて言ってた母だったのですが、
スペイン旅行の際にトランジットで立ち寄ったミュンヘン空港の薬局でバッチのレスキュークリームを購入した際、
「クリームをオーラに塗ると人混みでもしんどくない」
というこれまでだったら全否定されてたような事を言っても 、「あら、あんたに必要なクリームなんやね。」と全受容。
これもまたありがたい変化です。
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↑ドイツでは大容量のレスキュークリームが安価で売られておりました。羨ましい。
昔の母には、バッチのセッションを提供してるなんて死んでも言えなかっただろうなあ(笑)
親しい友人の死で、一大決心した母
さて、なぜ母がスペイン旅行を決心したか?なのですが、実は悲しい知らせがキッカケでした。
今年の8月、実家の用事で母と二人で長崎に行ったのですが、
その際、私が幼稚園生の時に知り合って以来の友人関係にある母娘と一緒に夕ご飯を食べたんです。
母親同士はずっと交流があったのですが、私は幼稚園時代の幼馴染と実に40年ぶりの再会となりました。
食後にはおくんちの練習を見学したり、稲佐山までドライブして4人で本当に楽しい時間を過ごしたんです。
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でもその数週間後に、友達のお母様がガンであることが発覚し、そのまま急逝されてしまったのです。
亡くなる直前に会わせてもらえて、あまり苦しまずに逝かれたことが本当にありがたかったのですが、母は本当にショックを受けていました。
その後、自分もいつ死ぬか分からないし、祖父母の介護を通して、高齢化により人の筋力が日々衰えていくのを目の当たりにしていたことから、
自分の足で歩ける今のうちに、いつか行けたら良いなと思っていたサグラダ・ファミリアに行かなければと思ったのだそうです。
しかも絶妙なタイミングで仕事がなくなった私がいたので、今しかない!と意を決することが出来たと言う訳でした。
私の仕事がうまく行かなくなったのも母の引き寄せ力のせいかもしれない(笑)
美容師の仕事があるものの、年金ぐらしでお金の不安がゼロではない母。
それでも自分のためにお金を使えるようになっているのもすごいことだなと思いました。
タダで海外旅行に行かせてもらえるので、旅行の手配頑張りました!
母は本来の姿に戻ったのだと思う
母が別人になったという言い方をしてきましたが、本当は母本来の姿に戻っただけなのだろうなと思います。
昭和という時代に、男尊女卑が根深い九州の離島という狭いコミュニティで生まれ育ち、自分を守るために身に着けてきた風習や考え方を、臨死体験という強烈な体験により一気に手放した母。
母が劇的に変化して数年が経ちますが、折に触れて
「あれ?お母さんって元々こういう人だったかも知れない。」
と思うことが度々あるのです。
私が子供の頃に無意識に作ってしまったフィルターを通して母を観てしまっていた事も、母という人物像を歪ませていたことは否めません。
直感力が高くて、実は繊細なのだけど、肝が座っている母。
私は肝が座っていないので、いつも堂々と自分の意見を言う母が羨ましいですが、似ている部分もたくさんあり、
今は母の苦手な部分が一つもありません。
それはどうなの??ということをたまに言いますが、母の個性ということで全く気にならないというか。
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8月に帰省した際、 人生で初めて実家で寛いでいる自分を発見したのには驚きました。
それまで実家は良い娘を演じ続けなければ行けない場所だったからです。
自分の得意なことで母を手伝い、料理好きな母が作るご飯を一緒に食べる。そんな一日をただ繰り返しただけでしたが、とってもリラックスして過ごせました。
こんな日が私に訪れるなんてね。
疲れない人、癒やされる人
最近気づいたことがあります。
もちろん相性などはありますが、本来の自分の姿で生きている人となら、長時間過ごしても疲れないということに。
むしろすごく癒やされることもあるのですよね。
逆に一緒にいてものすごく疲れる人というのは、承認欲求が強かったり、人をありのままに受け入れられなかったりしてる人が多いように思います。
私自身も以前はそうでしたが、ありのままの自分を認めず「あぁすべき、こうすべき」が多いと、それをしていない人に対して不満が募り、自分が正しい!と声高に主張しなければならなかったりします。
心はいつもトゲトゲしていて、人にも自分にも厳しくて余裕がないのですよね。
ただ、自分が変わったことで、新しく出会う人達が心穏やかな人や自分の心からの望みを叶えている人たちが増えてきたなと思います。
私自身も、私に出会ってくれる人たちに癒やしを与えられる人間でいたいなと思います。
親子関係で悩んでいる方へ
私の母が、私の祖父母との関係についていつも怒ったり、愚痴をこぼしていたのを覚えています。
その様子を見て、子供ながらに相手を変えようとするのではなく、自分の見方を変えるしかないのになあと思っていました。
そんなに嫌ならなぜ一緒に生活することを選択したのだろうとも思っていました。
ただ、我が身に降り掛かってきた時、自分の見方や考え方を変えるのもまた難しいということに気づきました。
相手に期待している時は、特にしんどいです。
バッチに出会ってから、自分の中のネガティブな感情を見つけたら、それに対応するエッセンスを飲むというのをただ続けてきたのですが、効果は絶大でした。
効果が出るまでに数年かかったので、少し根気は必要です。
抱えているカルマが大きい方はもっとかかるかも知れません。
でも、自分の感情と向き合って、潜在意識のクリアリングを続けていれば自分の想像を遥かに超えた形で結果がやってくると分かりました。
私のような悩みをお持ちの方はまずは、「親を嫌っても良い」と親と距離を置くご自身を認めてあげて欲しいなと思います。
そして「親なんだからこうして欲しい」という期待を手放す事を始めてほしいです。親に対する期待がなくなると随分と気持ちが楽になります。
それからご自身にあったやり方で感情開放や潜在意識のクリアリングをやるのです。相手を変えようとはしないことが大事です。
もし、バッチでそれをやりたいなと思ったなら私にお手伝いできることがあるかも知れません。お気軽にお問い合わせくださいね。
今後も自信を持ってバッチをおすすめしていきたいなあと思います。
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